ルピーの為替レート推移チャート図
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インドの通貨である「ルピー」の為替レートの値動きを折れ線グラフに表してみました。インド中央銀行が適時、為替介入を行っている為に、BRICs諸国の中でもインドルピーの為替相場はかなり安定しています。米ドルと連動するように為替介入を行っており(ペッグ制)、円とルピーのレートグラフは、円とドルのレートグラフと見事なまでに酷似しています。

為替介入時には、外貨・外貨建て資産を購入する事になる為に、インドの外貨準備高(為替介入で入手した外貨資産残高。通常は相手国の国債で保有。)は年々増えつづけ、2004年には1200億ドルを突破しました。これは世界でも第6番目に相当する、莫大な金額です。
| インドの外貨準備高の推移 (単位:億ドル) |
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1999年
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2000年
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2001年
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2002年
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2003年
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2004年
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327
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379
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459
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677
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989
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1266
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※追記:2008年初頭時点のインドの外貨準備高は約3000億ドル(およそ30兆円)に達し、世界第4位の規模になっています。同時点の世界一は中国の約1兆6000億ドル、第二位は日本の約1兆1000億ドル。
実はインドの貿易収支は赤字であり、膨大な貿易黒字を積み上げている中国と違い、為替介入してペッグ制(ドル高=ルピー安)を保つ必要はありません。しかし、海外からの投資を誘致したり、外国企業との取引を拡大させる上では、ペッグ制を取って為替レートを安定化させる必要があります。先進国同士のように、経済的な信頼関係が築けるレベルには達していないからです。
為替介入すればレートは安定しますし、外貨準備が多ければ自国通貨が暴落する「通貨危機」にも対応できるので、経済に対する信用性が高まります。かつてアルゼンチンや韓国などが通貨危機の末にデフォルト(国家破産)に陥ったのも、外貨準備が十分であれば避けられたかもしれないのです。
しかしこれだけ多額になってしまった外貨準備高は、将来的にはインド経済に負の遺産を残す可能性が極めて高いです。貿易収支は赤字でも、インドの経済成長力は先進国をはるかに凌駕しているので、長期的に見れば為替はルピー高になっていくことは確実です。そうすれば、外貨準備金はルピーベースで見れば目減りすることになります。
この問題は、中国などペッグ制を取る新興国が抱える、共通の問題だと言えます。その為、将来的にはインドも為替介入を止めて、変動相場制に移行せざるをえないのは間違いありません。
★人民元の為替レート推移 レアルの為替レート推移 ルーブルの為替レート推移 ランドの為替レート推移
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