インド株の投資信託(ファンド)
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2007年5月現在、日本では11種類のインド株の投信が存在します(インド株専門のファンドのみで)。その中でも、特に有力と思われるファンドについて、分析・検証してみます。
| ドイチェインド株式ファンド |
| 基準価格 |
15.556円 |
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| 純資産 |
約422億円 |
| 買付手数料 |
1.05 % |
| 信託報酬(年) |
1.31 % |
| 売買単位 |
1万口
(15.556円〜) |
| 設定日 |
2004年12月20日 |
| 取り扱いネット証券 |
ネット証券では
イー・トレード証券
のみ
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まずは「ドイチェインド株式ファンド」について。このファンドのポートフォリオは、エネルギー関連、金融、情報技術、サービス産業へそれぞれ15%程度投資しており、一見するとインド国内の内需と輸出産業とのバランスの取れたポートフォリオに思えます。しかし個別銘柄を見ると、エネルギー関連企業である『リライアンス・インダストリーズ社(Reliance Industries)』への投資が15.3%とダントツに多い状況です(というか、エネルギー関連株はリライアンス一社のみ)。
2006年4月の段階では、リライアンスへの投資比率は10.1%だったので、その後1年でさらに買い進めていることになります。さらにいえば、組入れ銘柄は全23銘柄と、この手のファンドとしてはかなり少ないといえます。昨今の資源価格の高騰を考えると、エネルギー産業への集中投資が、最もリターンを期待できる投資だといえるのですが、それにしても少々偏りのあるポートフォリオです。値上がりも値下がりも大きくなる、いわゆるアクティブ運用ファンドの代表格だといえるでしょう。
| HSBCインドオープン |
| 基準価格 |
27.634円 |
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| 純資産 |
約 1.570億円 |
| 買付手数料 |
3.15 % |
| 信託報酬(年) |
2.1% |
| 売買単位 |
1万口
(27.634円〜) |
| 設定日 |
2004年11月30日 |
| 取り扱いネット証券 |
イー・トレード証券

マネックス証券
オリックス証券 |
HSBCインドオープンは、日本で買えるインド株投信の中では、純資産額は僅差で2番目、基準価格は最大です。つまり、現在日本で最も成功しているインド株ファンドだといえます。
ポートフォリオは、サービス産業が13.9%とやや多いものの、他のジャンルは全て10%未満の比率です。また組入れ銘柄数も87銘柄と多く、上記の「ドイチェインド株式ファンド」に比べると、より分散投資が徹底された、安全運用を目指すポートフォリオとなっています。とはいえ、基準価格はアクティブ運用ファンドを大きく上回っています。インドのような発展途上国の場合、あらゆる分野の経済が発展していく為、あらゆる分野の株価が上昇して、分散型のポートフォリオでも大きなリターンが得られる結果となっています。
但し、分散投資を行う為に売買回数が多くなるためか、手数料がやや高めの設定になっているのは少々残念な点です。今後も今までのように高いパフォーマンスを維持してくれるなら、この程度の手数料は目をつぶれるのですけど、やがてインド市場全体の値上がり基調が落ち着いてくると、分散投資型のファンドのパフォーマンスも下がってくるものと予想できます。
しかしインド株市場は、中国市場などに比べるとまだまだバブルと呼べるほど加熱しているわけではないので、今後しばらくはこの「HSBCインドオープン」のような分散投資型のファンドが、安全かつ高いパフォーマンスを望める、ベストな選択肢なのではないでしょうか。
(※データの見方)
■基準価格:ファンド自体の売買値段、つまり株価のようなもの。基準価格が高いほうが、優秀なファンドだと単純に考えてOKです。設定時は1万円から始めますので、基準価格が1万円を大きく下回っているファンドは、運用が上手くいっていない、駄目なファンドだと言えます。
■買付手数料:そのファンドを買うときに必要な手数料。売買口数(一口=1円)×買付手数料が購入時に必要です。例えば上記「HSBCブラジルオープン」を最小単位で買うには、1万口×基準価格(14,038円)で本体価格が14,038円、それプラス買付手数料が315円(1万口×一円×3.15%)で、合計14353円が必要となります。
■信託報酬:運用会社への手数料。但し、基準価格はすでに信託報酬が引かれた後の金額となるので、一般の投資家がコストとして意識する必要はない(信託報酬が安い方が、基準価格が高くなるので結局は得ですが)
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