中国株バブルが崩壊しない理由
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2007年度は2月28日、8月16日、そして11月に入ってからと、三度の大きな暴落(世界同時株安)が起こっています。中国株の値動きはどうだったのか?ダウ平均や日経平均などと比較してみました。
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日経平均 |
ダウ平均 |
上海総合指数 |
ハンセン指数 |
インドSENSEX |
| 年初株価 |
17353円 |
12474ドル |
2715 |
20310 |
13942 |
| 11/20株価 |
14888円 |
13010ドル |
5293 |
27771 |
19280 |
| 伸び率 |
-14.2% |
+7.5% |
+94.9% |
+36.7% |
+38.3% |
今年2007年の大発会(一年の最初の取引)での平均株価と、11月20日時点での平均株価を比較してみると、日本の日経平均株価はマイナス14.2パーセントと目減りしています。同様にニューヨークダウ平均は、7.5%のプラスとかろうじて上昇しています。
しかし同期間で香港のハンセン指数は、プラス36.7パーセントの上昇を記録していますし、上海市場の上海総合指数に至っては、94.9パーセントのプラスと、ほぼ倍増の値上がりを記録しています!中国の株式市場は、世界同時株安などどこ吹く風、先進国の株価伸び悩みを尻目に爆進を続けています。ここ1〜2年、中国株はバブル状態だと言われ続けていましたが、結局は今年一番儲けているのは中国株を買い続けていた人だということです。
しかし、この右肩上がりで留まることを知らない中国株は、一体いつまで高騰を続けるのでしょうか?バブル崩壊は、本当に起こらないのでしょうか?
中国株は世界同時株安の影響小さい
筆者は各種マネー雑誌を読み漁り、株式評論家の人達の中国株についての見解を調査してみました。すると、一部には否定的な意見もあるものの、大部分の人が「中国株の上昇はもうしばらく続く」という意見であることがわかりました。来年2008年の北京オリンピックが終わっても、2010年の上海万博までは、何度か調整は入るだろうがトータルでは株価上昇は続くという意見が多いようです。その理由は大きく分けて3つあります。
1.中国人の株ブームが加熱中
これまで中国株が高騰を続けているのは、欧米を中心に海外投資家・ヘッジファンドから資金の流入が主な原因でした。しかし現在では、中国人自身が株を買い支えているといっても過言ではありません。
海外ヘッジファンドなどの投機的資金は、世界同時株安が起こると、すぐに株式市場から資金を引き上げ、債権や原油・金など他の金融資産へ一時的に資金逃避することが多いです。しかし中国人は、基本的に中国株しか買えませんから、暴落が起きても資金を逃がさずに押し目買いで買い支えます。
最近では、上海や香港や北京などの大都市部では、先進国並みの所得を得ている富裕層〜中産階級が1億人以上に膨れ上がっているとも言われ、その多くが株式投資にはまっていると言います。現に中国では、2007年5月末の時点で証券口座開設が1億口座を超えました。
元来よりギャンブル好きで金儲けに執着する中国人の気質も、中国株上昇の土台を作っています。今後中国では、かつての日本のように中流以上の所得階級の人が激増していきますので、彼らが中国株のバブルを下支えすることになりそうです。
2.人民元為替レートが安く、輸出企業の好調が続く
サブプライムローン問題に発端するアメリカドル安の流れから、11月末現在で1ドル=7.3元台にまで元高が進みましたが、これでもまだ人民元の為替レートは安すぎるのです。購買力平価で試算すれば、1ドル=1.6〜2元程度が適正な為替レートだとされています。
これは中国政府がドルペッグ制を敷いているからであり、今後も急激に元が高くなることはないでしょう。そして人民元の安さを武器に、中国経済の原動力である輸出産業は、今後も増収・増益の成長を続けていくでしょう。こうした中国企業のファンダメンタルの強さが、株価を押し上げる要因になります。
3.中国政府が株価暴落を阻止する
ご存知のように、中国は社会主義国家であり、中国共産党の独裁政権です。仮に株価暴落が起こったとしても、政府が全力で介入し、株価の安定化を図ることが予想されます。
実際に今年2月28日からの上海市場暴落の時には、中国政府が株価吊り上げ政策を行っていたようです。政府は、北京五輪や上海万博を国の威信にかけて成功させようとしています。その為、最低でも2010年までは為替介入・株価の買い支えなど様々な手を駆使して、中国株バブルの崩壊を防ぎ、国内の政治・経済の混乱を防いで外国資本の資金流出を阻止しようとするでしょう。
中国政府がバブル崩壊を阻止する!
このように中国株バブルが崩壊しないことには、明確な理由が存在します。そして欧米の投資家も、一時的な資金逃避はあっても、2010年までは中国株への強気な投資スタンスは変わらないでしょう。つまり、まだまだ中国株バブルは崩壊しないと思われますし、今から投資するのも決して手遅れではなさそうです。
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